独断と偏見みみちたNEWS
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#強毒菌、国内で検出 |
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厚生労働省は、国内の医療機関での流行を防ぐため、各医療機関に院内感染防止の徹底を指示、今後、国立感染症研究所を通じて、国内の発生状況の予備調査を行う方針だ。 この細菌はクロストリジウム・ディフィシル。これまで、国内では下痢や大腸炎を引き起こす細菌として知られているが、高齢者や全身状態が悪い場合を除き、死亡することはまれだった。ところが、カナダなどで2003年ごろから、毒素をたくさん作る強毒型が流行するようになり、ケベック州の12病院では、1703人のうち、約7%にあたる117人が死亡した。この死亡率は、病原性大腸菌O(オー)157に感染した患者が重い合併症を起こした際の死亡率1~5%よりも高い。 海外の流行情報を受け、感染研が保管していた試料を調べたところ、01年に関東の30歳代の男性から採取した試料と、05年に中部の30歳代の女性から採取した試料から強毒型が確認された。どちらも現在は完治している。感染経路は不明だが、2人の細菌は海外で見つかったものと同タイプだった。男性は入院歴はなく、病院以外で感染したとみられる。 感染研の荒川宜親・細菌第2部長は「抗生物質を使いすぎると、この細菌がはびこる可能性がある。強毒型での腸炎が疑われる場合、感染研で相談に乗りたい」としている。 (2007年4月29日3時4分 読売新聞) PR |
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