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#メガネボランティア |
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メガネボランティアinネパール メガネボランティアinネパールは、盛岡市内で眼鏡店「メガネの松田」を経営する松田陽二社長(55)のネパールに対する強い思い入れが形になった。 松田さんが初めてネパールを訪れたのは12年前。それまではツアーで香港やシンガポールなどを旅していたが、このときは「(沢木耕太郎の)『深夜特急』のような旅をしてみたい」と、バックパッカーのスタイルで行った。ネパールを選んだのは「何かの雑誌にネパール人の人の良さが書かれていたのが頭にあった。ネパールの子供たちの写真を撮りたかった」から。 首都カトマンズで美術館に行こうとして道に迷い、道端にいた人に道順を聞いたら、日本語で返事が返ってきた。日本語学校の生徒だった。彼の家に招かれてごちそうになり、日本語学校の仲間や先生を紹介され、一気に親しくなった。このディワカル・マスケイさん(42)との出会いが、メガネボランティアにつながっていった。 今月4日、盛岡市内で開かれたフォーラムに講師として招かれた松田さんは「ネパール人にほれてしまった。アジアでも最も貧しい国に対して、私なりに何かお手伝いできないかと思った」と、ボランティアへと向かった気持ちを打ち明けた。 ■ ■ ネパールでは、子供たちの約5%が近視か乱視。大人になると、栄養の偏りや悪い衛生状態、料理の煙、強い紫外線などの影響で、日本より目の悪い人が多くなるという。 メガネボランティアは平成10年に始まった。ネパールは沖縄と同じ緯度で、11月でも温暖。約2カ月前に、現地の人を通じて、村の受け入れ責任者に、検眼や受診の整理券を配ってもらうよう依頼しておく。 日本から持参するのは約400個の眼鏡フレーム、乱視・近視・遠視の測定機器、テストレンズセット、現地の学校に寄付する鉛筆など。眼鏡レンズは現地調達する。活動地は人脈を通じて決めている。 9回目となった今回は、11月16日にネパール入り。カトマンズから東へ約60キロのパンチカル村で土日の18日、19日に裸眼視力検査、眼科検診を行い、カトマンズの眼鏡屋にレンズの加工を依頼した。出来上がった眼鏡は次の土曜日、25日に手渡した。 白内障の手術も予定していたが、依頼していた現地の医師が母親の死去で来られなくなった。費用5万3000ルピー(約9万円)は、現地の女子学生の奨学金やカトマンズの女性自立支援金として寄付した。 活動には松田社長のほか、約30人(日本人含む)がボランティアで参加した。今回はいなかったが、同社社員もこれまでに延べ20人ほどが参加している。 ■ ■ 使用する眼鏡フレームは、活動に共鳴した人や企業から提供されたもの。寄贈に値するものを選び、レンズを外し、きれいにしてから持参する。活動にかかる経費はすべて同社の持ち出しだ。 それでもなお、ボランティアを続ける意図について、松田社長は「困っている人に援助の手を差し伸べるのは普通の行為。苦労もない。逆に、人生の喜びが得られ、心が洗われる。社員も感動して帰ってくる」と説明。「遊ぶものがなくても、創意工夫して遊んでいる。道端でも遊んでいる。自分の子供のころを感じさせるところがある」と目を細める。 2年前にネパールへ同行した社員の谷村春樹さん(27)は「貧しいはずなのに、ネパールの人たちは暗い顔をしていない。目が輝いているのが印象的。人は皆、幸せを願うが、何が幸せなのか。見かけではなく、心のありようだということを教えられた」と話す。 また、今回同行した盛岡市内の女性(76)も「人が温かかった。来年も行く」と早くも次回に心をはせている。 ◇ メガネボランティアinネパール 平成10年から毎年、乾期に入る11月に実施。これまでの9回で約4500人の裸眼視力検査、約2000人の眼科検診を行い、約2800個の眼鏡を提供している。昨年は19人に対して白内障手術も施している。ほかに、現地の小学校への鉛筆や学校保健薬などの寄付もしている。活動内容は「メガネの松田」のホームページ(http://www.megamatu.com)でも知ることができる。 同様の活動をしている団体や業者としては、全国20社の眼鏡店が下取りした眼鏡を老眼鏡に作り直してタイに持参しているNPO法人(特定非営利活動法人)「JTO-VG(日本-タイ国メガネボランティアグループ)」や、東京都江戸川区の顧客から提供された眼鏡をスリランカの人々に寄贈している「メガネのアイ&アイ」などがある (asahi.com) PR |
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