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2024年11月29日  07時50分
小向容疑者に狭まる包囲網 日比警察当局が全力
CATEGORY : [ニュース]
 覚せい剤取締法違反(譲り受け)容疑で、逮捕状が出ているタレントの小向美奈子容疑者(25)がフィリピンに出国して21日で丸1カ月。サングラスにワンピース姿で、テレビ局の取材に笑みを浮かべる小向容疑者の振るまいをみると、違和感をおぼえる。主権が及ばない海外という事情はあるが、日本の警察当局はあらゆる手法を駆使。イメージダウンを恐れる比当局も今後は滞在期限の延長を認めない可能性があり、包囲網は狭まりつつある。(西尾美穂子)

 ■執行猶予中に出国

 小向容疑者は覚せい剤取締法違反の罪で平成21年2月に東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。現在は執行猶予期間中。同容疑で逮捕状が出た後の今年1月21日、マニラに向け出国した。

 執行猶予期間中でも出国は可能だ。小向容疑者は逮捕状が出ていたことを知らなかったとみられ、比滞在は語学とダンスの練習のためとされる。警視庁も出国は考えていなかったようで、元東京地検公安部長の若狭勝弁護士は「逮捕状が出ていても捜査当局が入管に伝えるなど、出国を想定した措置をとらない場合は出国できてしまう」と説明する。

 小向容疑者は観光目的でビザなしの入国。このため、2月11日が滞在期限だったが、それ以前に現地入管に期間延長を申請。3月21日までの滞在が認められた。「仕事のため」などと理由を添えて申請すれば延長は容易だという。

 ■長期滞在の可能性も

 「離島が多く、逃げようと思えば逃げられる。ただ、言葉や金銭面で支援してくれる人が必要だ」。比国事情に詳しいフリージャーナリストの藤野真功氏は長期滞在をもくろんでいる可能性に触れた。実際、小向容疑者のセブ島への渡航情報も一時流れた。

 比では不法滞在への罰則規定はあるが、約950円の罰金を支払えば、さらに約1カ月間の滞在が可能になる。これを繰り返すことも理論上は可能だ。

 ただ、「今回の件は大きく報道され、外交上の大きな問題になった。比は国のイメージを落とさないようにする必要があり、すでに現地入管は次の延長申請に難色を示している」(藤野氏)という。

 そうした事情を知ってか、小向容疑者は滞在期限を延長申請した後、日本への直行便を2回にわたって予約。1回目は事前にキャンセルし、2回目はビジネスクラスで航空券を予約したが搭乗しなかった。

 ■Xデーは?

 小向容疑者は現地で数人とともに生活しているとされる。捜査関係者は「逮捕状が出ていることを知りながら逃走を手伝っている場合には、犯人隠避容疑などで逮捕できる可能性もある」と明かす。

 逮捕状が出ている容疑者が海外にいる場合は、犯罪人引き渡し条約で、現地の捜査当局に協力を依頼する方法があるが、日比間では同条約を締結していない。ICPO(国際刑事警察機構)を通じた国際手配も手続きに時間がかかり現実的ではないという。

 滞在期限が切れる3月21日に現地入管に滞在申請の延長を不許可にするよう要請する方法もある。だが、延長申請が再び許可されたり、第三国に出国する可能性もゼロではなくリスクは高い。そのため警察当局は旅券返納命令を週内に申請、小向容疑者の旅券を失効させ強制退去処分になるのを待ち逮捕する方針だ。

 若狭弁護士は「執行猶予期間中で実刑は免れられないが、このままではより心証が悪くなる。知人など周囲の人を介して早急に姿を現すべきだ」と訴える。 

<産経新聞より>

連日にぎわっているこの事件。
どうなるのかな。
まあ逃げきれるわけないと思うけれど。
でも本人は逃げきれると思っているのかも。
そんなには甘くないと思うな。
自分から帰ってこようよ。
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2011年02月20日  23時10分
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